*2019年制作
*キャンバスジクレー
*イメージサイズ :41.0×27.3(cm)
*額付サイズ(笹倉鉄平推奨額):56.5×43.0(cm)
*額装 :漆喰の壁を思わせる浅い凹凸、淵に銀の塗りがあるサオ、オフホワイトの落とし込み
*額裏サイン(ご希望のお客様にはサービスで、額裏へ作家から、お客様のお名前とサイン入れが出来ます)
*作品証明書 :版元発行、正規の作品証明書が付きます
*作品モチーフ:ヴェローナ(イタリア)
*【新品額装】新しく額装してお届けいたします
*【送料無料】国内の送料は無料です(一部離島を除く)
*作品コメント
『ロメオのいる花屋』
“Un Cortile Pieno di Fiori”
イタリアの歴史ある美しい古都、ヴェローナを訪れた時のこと―――
ふとしたきっかけで、現地の知人に「人気のある猫の名前は?」と尋ねると、
即座に「ロメオ」という答えが返ってきた。
それは、日本で例えるなら「たま」といった感じだろうか?
オス猫につける、とてもポピュラーな名なのだという。
その後しばらくの間、街で猫を見かける度に、
小声で「ロメオ!」と呼びかけてみたりしていたのだが・・・
とある花屋の前で出会った一匹の猫が、本当に振り向いてくれた。
さては、この子の名前はロメオ君なのか?!と、
嬉しくなって近づいてゆくと、店の中へと素早く逃げ込んでしまった。
思わず後を追って、花屋の店内へと足を踏み入れた。
店の間口は狭かったが、ずっと奥の方へと続いていて、
通路のような廊下のようなスペースの両側には、
切り花がところ狭しと並べられている。
奥には中庭が在り、更にその先も花屋のエリアだ。
なかなか珍しい作りの店舗に、可憐な花々が優しく溢れていた・・・
結局、そこに出会った猫の姿は無かったけれど、
魅力ある花の景色に導いてくれた"ロメオ"に、心の中で感謝した
笹倉 鉄平