





*2025年3月リリース
*キャンバスジクレー
*【イメージサイズ】 :41.0×60.2(cm)
*【額付サイズ】 :58.7×78.3(cm)
(額装について、特にご指定がない場合は、作家推奨額にて額装いたします。他の額へ変更をご希望されるお客様は、ご注文時にお知らせください)
・作家推奨額(画像⑤)
・作家推奨額をベースにしたアレンジ額(画像⑥)
アレンジ額への変更(差額5,000円)も、暫くの間は無料サービスしております
*【作品モチーフ】 :アルガルヴェ地方(ポルトガル南部)
*【作品証明書】 :版元(笹倉鉄平オフィス)が発行する正規の作品証明書が付きます
*【額裏サイン】 :ご希望のお客様にはサービスで、額裏へ作家から、お客様のお名前とサイン入れをいたします
*【新品額装】新しく額装してお届けいたします
*【送料無料】国内の送料は無料です(一部離島を除く)
*【作品コメント】
『音色はサウダーデ』
ヨーロッパ西端の国ポルトガルの南端に在る街ファロから、
スペイン国境の方向へと、海岸線沿いの町を巡っていた。
人々は大らかで、時間がゆるやかに流れているのを感じる。
海へと流れ込む川の両岸に沿って、
カフェやレストランが並んでいるエリアと出会い、
眺めのよい席から景色をゆっくりと観察することが出来た。
日暮れ時、もう一度同じ場所へ行ってみると・・・
川辺は宵の表情へと変わり、ボサノバの生演奏が響いていた。
耳あたりの良い囁くようなポルトガル語の歌声と
柔らかく滑らかなギターの旋律に、気分も軽やかになってゆく。
今、この場所の空気になんと似合っているのだろう、と心動かされた。
* * *
タイトルにある“サウダーデ”というポルトガル語は、
他の言語でひと言にして訳すのが難しい、感覚的な言葉とのこと。
簡単に訳せば「郷愁、哀愁、切ない思い出」となるらしいが、
その中に、複雑で多様で独特なニュアンスをはらんでいるという。
そして、ポルトガルの人々がとても大切にする感情なのだそう。
その夜、ゆったり響くボサノバを聞きながら、見て、感じた、サウダーデ。
ノスタルジックなくせに、甘さや奏でる喜びなども感じられる。
その複雑な音色が、聴覚(耳)でなく視覚(目)でも伝わるように
絵で表現できないだろうか・・・と。
切ない感情を寒色で。甘さや軽やかさを暖色で。
異なる色調を組み合わせてゆきながら、
自分の心に響いた“サウダーデ”の音を、色で描こうと挑んだ。
笹倉鉄平