*2006年リリース
*シルクスクリーン
*【イメージサイズ】 :22.0×61.0(cm)
*【額付きサイズ】 :41.2×78.7(cm)
*【作品モチーフ】 :リル・シュル・ラ・ソルグでのイメージ(フランス)
*【作品証明書】 :版元(株式会社アートテラス)が発行する正規の作品証明書が付きます
*【額裏サイン】 :ご希望のお客様にはサービスで、額裏へ作家から、お客様のお名前とサイン入れをいたします
*【新品額装】新しく額装してお届けいたします
*【送料無料】国内の送料は無料です(一部離島を除く)
*【作家コメント】
この風景は、実際には無い想像上の街並みである。
プロヴァンス地方、フランス内陸部にある小さな街、リル・シュル・ラ・ソルグ(直訳するど”ソルグ川の島”となる)のあちらこちらで見かけた色々な景色が、この絵のイメージの基となった。
その日は、朝から小雨模様。
小さな運河に囲まれたこの街は、どこか落ち着いた雰囲気があり、小雨にけぶる景色の中の散策も、晴れた日とは違う風情があって、またてなものである。
足の向くままに歩き回っていたのだが、中心部から少々離れた場所で、突然雨脚が強くなり、避難よろしく近くのカフェに身を寄せることにした。
大きな窓のそばで立ったままコーヒーをすすり、暫く外の景色を眺めて過ごしていると、道路脇のテラスで雨に濡れている、椅子やテーブルのしっとりした佇まいに、詩情の様なものを覚えた。
カフェの向こう側は、よくあるスーパーマーケットだったが、その代わりに、道すがら見てきた落ち着いた風景の印象やその断片を、
コラージュの如く頭の中で組み合わせてみると、描いてみたくなる情景へと
雨水がテーブルや椅子をたたき、まるで埃を洗い流していったかのようだ。
道も、街路街も、小さな橋も、家々の屋根も、運河沿いのベンチも、公園の噴水でさえも・・・・街中まとめて丸洗いされたようだった。
やっと小降りになった雨のもと、そうした様子を見ながら、少年時代、雨に降られてしまった時などに、まるで自分が洗い流されたかの様に感じて、スッキリした感覚をなんとなく思い出した。
その頃好きだった歌にも似たフレーズが、ふと頭に浮かぶー
思い出もまた雨の中。
笹倉鉄平