*2016年制作
*キャンバスジクレー
*イメージサイズ :43.1×80.1(cm)
*額付サイズ(笹倉鉄平推奨額):64.7×101.7(cm)
*額装 :自然な模様の入った渋金、内流れ、ベージュの落とし込み
*額裏サイン(ご希望のお客様にはサービスで、額裏へ作家から、お客様のお名前とサイン入れが出来ます)
*作品証明書 :版元発行、正規の作品証明書が付きます
*作品モチーフ:リューネブルク(ドイツ)
*【新品額装】新しく額装してお届けいたします
*【送料無料】国内の送料は無料です(一部離島を除く)
*作品コメント
『リューネブルク』
~Luneburg(2016年)
それは、まるで・・・ずっと昔に絵本で見たような・・・
ドイツ北部、リューネブルクという町を電車で訪ねた。
駅から町の中心部へと歩いて行く途中、
イルメナウ川に沿って、古く愛らしい家並みが続く景色に出会った。
町は、ハンザ同盟の小都市の一つとして栄えた長い歴史を持つ。
同じくハンザ都市を有する近隣のオランダやベルギー等の建物とも似た、
赤いレンガ造りの旧い建物も並んでいる。
ここでは、今はカフェやレストランとして、人々に憩いの時間を提供しているようだ。
中世には、「白い黄金」と珍重された塩の産地として、町は大いに栄えたという。
川辺には、当時の塩運搬用の木造の帆船が再現され、停泊している。
その様子がまた、より童話的な雰囲気を醸し出していた。
町へ入るべく、今まさに渡ろうとしているこの橋から望む対岸の眺めは、
どこか現実離れしているような、
初めて見るのに、なぜか懐かしく記憶の底をざわめかせるような、
「こちらへどうぞ」と、温かく招かれているかのような、
―――別世界への入り口、であるかのように感じてしまった。
"絵本のような"という、その第一印象を意識して大切にしながら、
実際の風景(主に建物)に、色々と手を加えつつ、
心遊べる情景、を目指して描いていった。
笹倉 鉄平